第2回静的Webサイト勉強会を開催しました

こんにちは、tamaoki (@t0shiya) です。

今週 2016/03/28(月) に東京高円寺にある ヴァル研究所様第2回 静的Webサイト 勉強会 を開催しました。

勉強会は約60名様、その後の懇親会も半数の方が参加くださって大盛況でした。ありがとうございました。

今回はゲストスピーカーとして 株式会社アリウープ の河野様 に講演いただきました。
名だたる大手企業のサイトを多数手掛けていらっしゃるので説得力が違います。静的サイトと動的要素の組み合わせ例とか今後の予測とか本当に勉強になりました。 弊社では現状フリーの静的サイトジェネレータしか実績がありませんので、機会があれば商用静的CMSについても調査、比較検討してみたいと思います。

ライトニングトークの1つ目は M2Mテクノロジーズ株式会社 内山様からウェブサイトの改竄検知について。 シンプルな方法ですが、HTMLや画像をファイルレベルで差分を取るって有効だと感じました。

2つ目は クラスメソッド株式会社 鈴木様 からCloudFrontの利用について。 静的サイトはCDNと相性がいいので積極的に利用するのも良いかも。安めのサーバと組み合わせるとトータルコストが下がる可能性もありそうです。

さて、私は大阪で行った 第1回 と同じく「静的サイトジェネレータHugoを使ったサイト運用」という題目で話してきました。
前回のエントリ でも書きましたが、既に6つほど静的サイトを構築していますので、その際に感じたことをざっくりでも共有できたらと思いまして。 話した内容は、

です。
個人的に非技術者の方が Hugo を利用する上で1番の障害になっているのが黒い画面(コマンドライン)だと感じておりまして、私のプレゼンではそれをフォローするために作成したGUIをご紹介しました。

GUI

上段左から順に操作するとエントリの追加、バージョン管理からサーバへの反映まで出来るようになっています。各ボタンの機能を簡単にご紹介します。

フォルダを開くプロジェクトのフォルダを開く
更新git pull コマンドの実行
コンテンツを追加hugo new コマンドの実行
画像を追加指定した画像のサムネイルを作成
プレビューhugo server コマンドの実行、ブラウザの起動
ビルドhugo コマンドの実行
登録git add / commit / push コマンドの実行
アップロードサーバへのファイル転送

JavaFXで作成したUIから、直接コマンドを実行したりシェルスクリプトを呼び出しているだけの簡単なものですが、黒い画面を排除するには十分で、 先に紹介した弊社のひとことブログはこれを使用して更新しています。

懇親会でもいろんな方と話しましたが、まだまだ静的サイトの有用性や静的サイトジェネレータの存在が広まってないな、と感じました。 ご紹介したGUIのようなものや日本語の情報が増えて一般の方にも利用してもらいやすい環境ができれば良いなと思います。

サイトの静的化に興味がある方や既に運用しているがコマンドラインの操作が煩わしい、というような方は是非ご相談ください。

2016/3/31 一部加筆・修正しました。

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