めっきり寒くなりました。熱燗が美味しい季節がようやくやってきましたね。
feedtailor Inc. で一番ののんだくれ、すみひろです。
2014年11月5日にファーストバージョンをリリースしましたがいくつかの不具合を含んでおり、即座に修正を行った v1.0.1 の申請を行ったのですが結果としてリジェクトされリリースできずにいました。
結局は v1.0.1 でのリリースを諦め、 v1.0.1 でリジェクトされた条項に抜本的対策を施し、 v1.1.0 としてリリースするに至りました。
Dailyshot のダウンロードはこちらから。
リジェクト理由は”14. Personal attacks”の第3項
App Store Review Guidelines からリジェクト理由として挙げられた箇所を引用します。
14.3: Apps that display user generated content must include a method for filtering objectionable material, a mechanism for users to flag offensive content, and the ability to block abusive users from the service
ざっくり要約すると「ユーザーが投稿を行うなら、ヤバい投稿をフィルタリングさせる、通報できる、ブロックできるようにしろ」ということですね。
つまり、「未成年者がエロいコンテンツを見ることを防ぐ」や「不愉快で見たくない投稿を行うユーザーをブロックする」ことを目的にユーザーを保護しようという目的があるようです。
Twitter や Facebook はどうしてる?
ユーザー投稿型のサービスとして、今ならば Twitter と Facebook が双璧をなしていますね。
それぞれのサービスでも iOS アプリがありますが、どのように対応しているかを確認してみます。
特定のユーザーをブロックすること、特定のツイートをスパムなどとして報告できるようになっています。
また、ウェブサイトでは、自分の投稿が不適切な内容を含むと宣言すること、そして他人の不適切な内容を含む投稿を表示しないことを設定可能です。
投稿に対して「この投稿を報告する」として問題があることを報告できるようにしています。
また、ユーザーに対してもブロックできるようになっています。
Dailyshot はどう対応した?
Dailyshot では、以下の二つの機能を実装しました。
ショットの問題を報告する機能
ショットを表示した時、左下に「報告」のボタンが現れます。ここからそのショットの問題点を報告できるようになりました。
報告する内容はユーザーに選択させ、性的、暴力的、権利、その他の問題を簡単に報告できるようにしました。
特定ユーザーのテーマをブロックする機能
ユーザのプロフィールを表示した時、画面の一番下に「〜さんをブロックする」ボタンが表示されます。これを使って、ユーザーをブロックすることができます。
ブロックすると、そのユーザーのテーマがパブリックタイムラインに表示されなくなります。ただし、自分でそのユーザーのタイムラインを見に行った場合にはテーマが表示されます。また、ブロックしたユーザーは自分のタイムラインを見ることができます。
あくまで「見たくないものが急に表示される」事態を防ぐ機能です。
これら二つの機能を実装し、Dailyshot v1.1.0 は審査を通過することができました。
最後に
14.3項は2014年9月1日のガイドライン更新で追加されたようです。
相変わらずのアップルさんの急な審査基準の変更には毎度ながら手を焼きますが、ユーザーを保護するための変更ならば真摯に対応するべきです。
また、今回はこの対応で審査を通過することができましたが、これが完全な対応かどうかは分かりません。現在の審査基準を満たしてはいるももの、将来ではもっと厳密な対応が求められるかもしれません。本記事はあくまで一例としてご参考までにご提供致します。
Dailyshot のダウンロードはこちらから。